福島県鮫川村の児童手当・児童扶養手当
毎年2月は児童手当の支給月です。児童手当は原則として指定された口座に振り込まれます。
また、これまで所得制限限度額を超える場合には「特例給付」として5,000円が支給される制度がありましたが、2022年10月支給分からこの「特例給付」が廃止されることが見込まれています。(今回ただちに廃止されるわけではありません。)
児童手当(旧子ども手当)制度は、児童を養育している人に手当を支給することにより、家庭における生活の安定に寄与するとともに、次代の社会を担う児童の健全な育成及び資質の向上を図ることを目的とした制度です。児童扶養手当制度は、父または母と生計を同じくしていない児童が育成される家庭の生活の安定と自立の促進に寄与するために手当を支給し、児童の福祉の増進を図ることを目的とした制度です。
TAC出版編集部 (著)
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児童手当・児童扶養手当の支給額(もらえる金額)
児童手当や児童扶養手当の支給額は、対象となる子供が何人目であるかや、子供の年齡、親の所得水準などによって、次の表のとおり違いが生じます。
区分 | 児童1人あたり月額 | ||
---|---|---|---|
3歳未満 | 15,000円 | ||
3歳~小学生 | 第1子・第2子 | 10,000円 | |
第3子以降 | 15,000円 | ||
中学生 | 10,000円 | ||
所得制限限度額以上の人 | 5,000円(特例給付) |
区分 | 児童1人 | 児童2人目 (加算) |
児童3人目以降 (加算) |
---|---|---|---|
全部支給 | 43,160円 | 10,190円 | 6,110円 |
一部支給 | 43,150円から10,180円 | 10,180円から5,100円 | 6,100円から3,060円 |
所得制限限度額
児童手当や児童扶養手当には、受け取る人の扶養親族等の数に応じて、次のような所得制限限度額が設定されています。
この所得制限限度額は、手当を受け取る人の前年または前々年(年度切り替えの都合による)の税法上の扶養親族等の数にもとづき審査されます。
扶養親族の数 | 児童手当 | 児童扶養手当 | |
---|---|---|---|
全額支給 | 一部支給 | ||
0人 | 622.0万円 | 49.0万円 | 192.0万円 |
1人 | 660.0万円 | 87.0万円 | 230.0万円 |
2人 | 698.0万円 | 125.0万円 | 268.0万円 |
児童手当・児童扶養手当の窓口と支給日
児童手当および児童扶養手当の窓口(所管課)は市町村役場ごとに異なり、本庁以外(たとえば、福祉事務所・保健福祉センター・行政センターなど)で取り扱う場合があります。
また、児童手当の支給月は毎年2月・6月・10月、児童扶養手当の支給月は毎年1月・3月・5月・7月・9月・11月であり、前回までの分がまとめて銀行口座に振り込まれます。
ただし、支給日は市町村ごとに異なりますので、引っ越しや振込先変更があった場合や、最新の支給日を知りたい場合は、鮫川村役場に電話で問い合わせるのが確実です。
鮫川村役場の地図・電話番号
名称 |
鮫川村役場 (リンクをクリックすると公式ホームページに移動します。) |
---|---|
所在地 |
〒963-8401 福島県東白川郡鮫川村大字赤坂中野字新宿39-5 |
電話番号 | 0247-49-3111 |
市区町村による児童手当の振込日の違い
児童手当の支給月は全国共通で2月、6月、10月が原則となっていますが、振込日については統一されているわけではありません。基本的に支給月の10日や15日あたりで設定されていることが多いものの、早い場合は支給月の5日に設定していたり、逆に遅い場合は支給月の24日に設定していたりと、まちまちな日付になっています。一部の市区町村では「第2金曜日」などの曜日指定をしていることもあり、この場合は年によって日付が異なります。また、定例の支給日が土曜日・日曜日・祝日だった場合には金融機関が休業となり振込ができないため、振込を直前の営業日に前倒しにするか、それとも直後の営業日に先送りにするのかといった取り扱いも市区町村しだいとなります。
児童手当の受給者は父母のどちらか
児童手当の申請者(受給者)は、子どもの父又は母で、家庭の中で生計の中心を担っているほうが該当します。この場合の生計中心者は、所得が高く児童を税法上扶養している人や、児童と同一の健康保険に加入している人といった基準で総合的に判断されます。そのため、個々のケースによって、父親が児童手当の受取人になる場合もあれば、反対に母親がなる場合もあり得ます。もしも夫婦共稼ぎの世帯で、父母の両方に所得がある場合には、原則として普段からの所得が高い方が申請者となります。
榊原 洋一 (著)
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