生活保護

薩摩川内市福祉事務所の生活保護の手続き



生活保護は、生活に困窮する人に対し、その困窮の程度に応じて必要な保護を行い、健康で文化的な最低限度の生活を保障するとともに、自立を助長することを目的として、保護費の支給などを行うための制度です。

なお、鹿児島県薩摩川内市は「生活保護法による保護の基準」でいう3級地-1に該当するため、以下の表中の金額や説明文も、同じ級地の場合を前提としています。



ショートカットメニュー
  1. 生活保護とは
  2. 薩摩川内市福祉事務所へのアクセス
  3. 生活保護費の計算方法


職員のミスで生活保護費が増えた場合の返還決定

生活保護費は通常は福祉事務所長が決定事務を司っていますが、もしも福祉事務所の職員のミスで生活保護費の金額が本来よりも多くなってしまった場合であっても、後から本来の金額との差額全額の返還を求められることがあります。
ただし、厚生労働省の通達によれば、全額返還によって受給者の「自立が著しく阻害されると認められる場合」には、社会通念上容認される金額を差し引いて返還を求めること、要するに全額ではなくてもかまわない旨の記載がありますので、場合によっては福祉事務所に相談の上で、減額してもらえる余地はあります。
これに関連して、福祉事務所の職員の過誤により過支給となった生活保護費の全額返還決定が裁量権の逸脱で違法とされた東京地方裁判所の判例(平成27(行ウ)625)もありますので、たとえばすでに保護費を知らぬままに使い切ってしまい、後から福祉事務所に多額の返還を要求されて困っている場合などには、各都道府県の法テラスの事務所、または弁護士会の無料法律相談を受けるなどして、法的な解決を図る方法もあり得ます。


生活保護法による罰則

生活保護法のなかでは不正受給などを想定した罰則の規定が設けられています。たとえば、生活保護法第85条においては、不実の申請その他不正な手段により保護を受け、又は他人をして受けさせた者は、3年以下の懲役又は100万円以下の罰金に処するとされています。このような場合、不正に得た金額は福祉事務所などに返還しなければならないほか、不正受給がわかった段階で福祉事務所などから警察に告訴または告発されることがあります。



薩摩川内市福祉事務所へのアクセス

名称 薩摩川内市福祉事務所
住所 〒895-8650
鹿児島県鹿児島県薩摩川内市神田町3-22
備考

※注意
生活保護費の見直しが平成30年10月(実施済み)、令和元年(2019年)10月、令和2年(2020年)10月の3段階で実施されることに決まりました。以下の「生活保護費の計算方法」は見直しで単価が変わりますので注意が必要です。



生活保護費の計算方法

鹿児島県薩摩川内市にお住まいの場合、級地としては「3級地-1」に該当しますので、生活保護基準は以下のとおりとなります。

生活扶助

生活扶助のうち、食費や被服費などの個人単位の経費の見積もりにあたる第1類費は、生活保護を受給する世帯に属する人の年齢をもとに、世帯としての基準額①の合計、基準額②の合計、基準額③の合計をそれぞれ求めます。

年齢区分生活扶助基準(第1類)
基準額①基準額②基準額③
0~2歳17640円22490円37810円
3~5歳22240円25290円37810円
6~11歳28750円29010円38670円
12~17歳35510円33040円40460円
18~19歳35510円33040円40170円
20~40歳33980円32420円40170円
41~59歳32220円33210円40170円
60~64歳30460円32890円40170円
65~69歳30460円32890円38410円
70~74歳27290円28540円38410円
75歳~27290円28540円34670円

世帯の人数に応じた逓減率を、第1類費の基準額①の合計、基準額②の合計、基準額③の合計にそれぞれ乗じます。
世帯の人数が多ければ、効率的にお金を使う生活ができるため、その分だけ基準額を減額する趣旨です。

人員逓減率①逓減率②逓減率③
1人111
2人10.8850.8548
3人10.8350.7151
4人0.950.76750.601
5人0.90.7140.5683

第2類費は、電気、ガス、水道などの光熱費や家具、食器の費用などといった、世帯単位で支出される経費です。
このため、第1類費とは逆に、世帯人数に応じてその額が増加するようになっています。
逓減率を乗じた後の第1類費の合計に、この第2類費をプラスします。
なお、地域によって冬場の寒さが違い、暖房費の需要も違うということに配慮して、冬季(10月又は11月~3月又は4月)には地域別(全国Ⅰ地域~Ⅵ地域の6区分)の冬季加算が別途加算されます。

人員生活扶助基準(第2類)
基準額①基準額②基準額③
1人36640円34420円27300円
2人40560円42340円40090円
3人44970円49920円44480円
4人46540円51970円46390円
5人46910円55420円46420円

以上によって得られた「第1類費・第2類費②」の合計に3分の2を乗じ、「第1類費・第2類費③」の合計と「生活扶助本体に係る経過的加算」を足したものに3分の1を乗じて、両者をプラスしたものが生活扶助基準となります。
ただし、

  • 「第1類費・第2類費②」が「第1類費・第2類費①」×0.9よりも少ない場合は、「第1類費・第2類費①×0.9」と読み替える
  • 「第1類費・第2類費③」が「第1類費・第2類費①」×0.855よりも少ない場合は、「第1類費・第2類費①×0.855」と読み替える
という例外的なルールがあります。
なお、「経過的加算」は世帯の人数、家族の年齢、住んでいる場所の級地によってそれぞれ異なります。

加算制度

さらに、特別の需要のある人が必要とする生活費としての加算制度があり、第1類費、第2類費のほかに、次のように一定額を上積みすることができます。
ただし、「障害者加算」と「母子世帯加算」のように併給できないものもあります。

介護施設入所者加算
介護施設に入所している人の教養・娯楽などの特別な需要に対応。1級地及び2級地は13020円、3級地は11070円を月額に加算。
障害者加算
障害者を抱える世帯の特別な需要に対応。身体障害者手帳1級・2級の場合、1級地なら26310円、2級地なら24470円、3級地なら22630円を加算。

教育扶助

小学校、中学校に通う児童生徒が義務教育を受ける場合の扶助として、月額によって次の表のような基準額にもとづく支給があるほか、学級費、教材費、給食費、交通費などが別途支給されます。
なお、高等学校については義務教育ではないため、「生業扶助」と呼ばれる別のグループの扶助での対応となります。

教育扶助基準
区分内容基準額
基準額学用品:鉛筆、ノート、消しゴム、体育用靴、笛、裁縫道具、書道用具など
その他の教育費:遠足、社会見学等の校外活動費及び通学用靴、上履き等の通学用品購入費
小学校:2,600円
中学校:5,000円
学習支援費学習参考書(教材代を除く)購入費、課外クラブ活動費小学校:年間上限で15,700円以内
中学校:年間上限で58,700円以内
教材代・学校給食費・通学交通費副読本、ワークブック、辞書等の購入費、校外活動のための宿泊費や施設利用料、通学に必要な最小限度の交通費等実費支給

その他の扶助

これらのほかに、診療にかかった医療費の平均月額をもって基準とする「医療扶助」などのメニューごとに一定額が加算され、最終的な「最低生活費認定額」が割り出されます。

住宅扶助
アパートや賃貸一戸建て住宅を借り上げるために支払う家賃や地代、住宅の補修などに応じた扶助。家賃、間代、地代等の額として1・2級地は13,000円以内、3級地は8,000円以内が一般基準だが、実際には世帯人員や床面積、地域に応じた特別基準で運用されており、たとえば東京都内の1級地で単身世帯の上限は53,700円以内となる。
葬祭扶助
生活保護世帯の家族が亡くなった場合の火葬などを行うための扶助。たとえば、大人は1・2級地が206,000円以内、3級地が180,300円以内、子供は1・2級地が164,800円以内、3級地が144,200円以内

(上記は平成30年10月改正に準拠していますので、年度によって金額が異なることがあります。)


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