阿自岐神社

阿自岐神社(あじきじんじゃ)は、滋賀県犬上郡豊郷町に鎮座する式内社で、百済からの渡来人である阿直岐の子孫が先祖を祀ったものともいわれています。境内は社殿を中心に左右に池が配置され、作庭時期が古代に遡る可能性があるといわれる「池泉多島式庭園」のおもかげを残していることから、滋賀県の指定名勝となっています。

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旅行先の地図

旅行先の概要

御祭神 【主祭神】味耜高彦根(あじすきたかひこね)神、道主貴(みちぬしむち)神
【配祀神】天児屋根命、保食神、須佐之男命、天照大神、応神天皇、宇迦之御魂神、大巳貴命、猿田彦神、植山姫神
所在地 滋賀県犬上郡豊郷町安食西663
交通 近江鉄道「豊郷駅」から徒歩約25分
名神高速道路「彦根IC」から車で約20分
拝観料 無料
駐車場 なし。ただし、神社境内前に1台分程度の砕石敷の停車帯あり
URL 【豊郷町ウェブサイト】
連絡先 阿自岐(あじき)神社 0749-35-2743

歴史・由来

阿自岐神社(あじきじんじゃ)は、滋賀県犬上郡豊郷町に鎮座する式内社で、「阿自岐」という名に音が通じる味耜(あじすき)高彦根神を祭神としています。

阿自岐神社の境内は、応神天皇の時代に百済の照古王(近肖古王)から遣わされ、『日本書紀』や『古事記』にも登場する渡来人の阿直岐(あちき)の邸宅があったところで、その子孫(阿直岐史:あちきのふひと)が先祖を祀ったものとも考えられています。

現在、阿自岐神社の社殿を中心として、石橋でつながれたいくつかの中島をもつ池がその左右に配置されていますが、この池は道路が整備される以前は社殿の周囲を取り囲むように存在していたといいます。

もともとは農業灌漑用の湧水池を庭園化したもので、那須与一の放った矢が刺さって水が湧きだしたという伝説もありますが、こうした形式の庭園は「池泉多島式(ちせんたとうしき)庭園」といい、作庭の時期は古代にも遡る、日本最古の庭園のひとつとされており、現在残されているものとしては唯一であるため、滋賀県の名勝として指定されています。

また、阿自岐神社の社殿は織田信長の兵火によって焼失し、江戸時代に再建されていますが、現在の三間社流造、檜皮葺の本殿建築は、棟札から文政2年(1819)とわかるもので、滋賀県の有形文化財として指定されています。

毎年4月16日かその直前の日曜日に行われる阿自岐神社の例大祭は、2メートルほどの大太鼓や神輿が稚児らに伴われて町内を練り歩くにぎやかな行事です。

車椅子で旅行するポイント

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【1】阿自岐神社の境内入口。県道沿いに停車帯にできる程度のスペースがあるが、狭い道路のため交通注意。

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【2】鳥居をくぐると正面に拝殿がある。途中の小さな神橋は太鼓橋状になっているので注意。

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【3】阿自岐神社境内は玉砂利が敷かれおおむね平坦。本殿は登り口が石段になっている。

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【4】阿自岐神社庭園。庭園というよりも池そのもので、周囲に樹木が繁茂しているが、境内および県道からある程度視認できる。



阿自岐神社境内図

移動のしやすさ ★★★☆☆
バリアフリーの状況 県道沿いの境内入口のスペースが停車帯として使えるものの、駐車場がないのが難点。県道も交通量は少ないが歩道はない。境内は神橋が太鼓橋状になっているほかは、基本的に玉砂利が敷かれ平坦。その他特に身障者用の設備はない。

周辺の名所・観光スポット

豊郷小学校旧校舎群

伊藤忠兵衛商店(丸紅)専務・古川鉄治郎の寄附により、アメリカ人建築家ウィリアム・メレル・ヴォーリズが設計し、昭和12年(1937)に竣工したもので、国登録有形文化財。階段の手すりにイソップ童話の「ウサギとカメ」の像があり、コンクリート造、水洗トイレ・暖房完備の先進的な校舎建築で、当時「東洋一の小学校」といわれた。取壊しをめぐり反対運動が起きたが、現在は図書館、子育て支援センター、シルバー人材センターなどが入居する複合施設として活用され、アニメ「けいおん!」の舞台にもなり、観光名所として定着している。
【身障者用トイレ、身障者用駐車場、エレベーター室、スロープあり】

■参考リンク:豊郷小学校メモリー|旧豊郷小学校の思い出と、そして、これから。

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