阿蘇神社は、熊本県阿蘇市にある肥後一の宮で、主祭神は阿蘇開拓の神である健磐竜命です。神体山である阿蘇山火口を上宮、当社を下宮と呼びます。楼門は日本三大楼門のひとつで、重厚な雰囲気があります。謡曲に登場する境内の「高砂の松」は、縁結びに効験ありとされています。
※ 注意
ブログ掲載後の平成28年4月16日に発生した熊本地震によって、阿蘇神社の楼門、拝殿とも倒壊してしまったため、以下の記載内容は地震前のものとなります。
旧拝殿などへの立ち入りは制限されていますが、平成28年7月、社務所脇に阿蘇神社仮拝殿が新設されました。周辺の売店や御守所は従来どおり開設されており、「御田祭」などの神事も同様に催行されています。
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旅行先の地図
旅行先の概要
御祭神 | 健磐龍命(たけいわたつのみこと)を主神とする「阿蘇十二神」 |
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所在地 | 熊本県阿蘇市一の宮町宮地3083 |
交通 | JR豊肥線「宮地駅」から徒歩約15分。 九州自動車道「熊本IC」から車で約1時間。 |
拝観料 | 無料 |
駐車場 | 神社入口に舗装された有料の市営駐車場あり。さらに奥には砕石敷の無料の参詣者駐車場あり。 |
URL | 阿蘇神社 |
連絡先 | 阿蘇神社 0967-22-0064 |
歴史・由来
阿蘇神社は、熊本県一の宮町にある旧官幣大社で、祭神は健磐龍命(たけいわたつのみこと)を主神とする「阿蘇十二神」です。
社伝によれば、健磐竜命は阿蘇火口湖を開いて美田を開発し、住民に農耕畜産の法を教えたといい、その子速瓶玉命によって孝霊天皇の代に祀られたのが本社の創建といわれます。
神体山である阿蘇山山上火口を上宮とし、別に「阿蘇山上神社」があります。これに対して本社殿は下宮と呼ばれています。
古来朝廷の崇敬厚く、延喜の制で名神大社とされ、中世には肥後国一の宮として栄えました。
現在、「田作祭」や「おんだ祭」などの年間神事は国指定重要無形民俗文化財となっています。
車椅子で旅行するポイント
見どころ
楼門
神社ではめずらしい二層式屋根の楼門で、高さ18メートルあり、鹿島神宮、筥崎宮とならぶ「日本三大楼門」のひとつとされる。
高砂の松
世阿弥の謡曲「高砂」の冒頭に登場する高砂の松。縁むすびの願い事には効験ありといわれている。
周辺の名所・観光スポット
阿蘇山火口
※ 熊本地震による規制は平成30年4月解除。ただし、今後ともガス濃度等により規制再開もあるので注意 [参考リンク]
中岳、高岳、根子岳、杵島岳、烏帽子岳の5つを総称して「阿蘇山」と呼び、広大なカルデラ地形と外輪山が広がっている。山腹には阿蘇山上神社がある。中岳の火口は今も火山活動が盛んで、阿蘇山公園道路(有料)を通って山頂にある遊歩道から白煙が上がる様子を観察することができる。
【身障者用トイレ・駐車場あり。遊歩道として段差のない舗装路があり車椅子可だが路面に傾斜多し。火山性ガス濃度上昇のため道路が閉鎖される場合あり。また、ぜんそくなどの持病がある場合は有料道路の通行は不可。】