御香宮神社

御香宮神社

御香宮神社は、京都市伏見区にある式内社で、神功皇后を主祭神としています。創建の時期は不明ながら、境内に香りのよい水が湧き出したため、時の清和天皇から「御香宮」の名を賜ったという伝説があります。後に豊臣秀吉が鬼門除けとして伏見城内に勧請し、徳川家康によって元の場所に戻されて社殿も再建され、本殿は国重要文化財に指定されています。10月の神幸祭では氏子町内から多数のきらびやかな花傘が登場します。

旅行先の地図

旅行先の概要

御祭神 神功皇后
所在地 京都市伏見区御香宮門前町174
交通 京阪電気鉄道京阪本線「伏見桃山駅」、近鉄京都線「桃山御陵前駅」またはJR奈良線「桃山駅」から徒歩約5分
第二京阪道路「伏見IC」から車で約5分
拝観料 無料
ただし、石庭拝観料は大人200円・学生150円(拝観時間:9時から16時まで)
駐車場 境内に砕石を敷いた有料駐車場あり(最初の20分間は無料)
URL
連絡先 御香宮神社 075-611-0559

歴史・由来

御香宮神社は、京都市伏見区にある式内社で、神功皇后を主祭神とすることから、安産祈願にご利益がある「日本第一安産守護之大神」として崇められています。

創建の時期は不明ながら、平安時代の貞観4年(862)、境内に香りのよい水が湧き出したため、時の清和天皇から「御香宮」の名を賜ったという伝説があります。

この湧水は「伏見七名水」の一つ「御香水」として現在も残り、社殿脇からペットボトルなどに入れて持ち帰ることができるようになっており、環境省の「名水百選」にも選定されています。

文禄3年(1594)、豊臣秀吉が伏見城を築城するにあたり、鬼門除けとしてこの神社を伏見城内に遷座させ、社領300石を寄進しますが、慶長10年(1605)には徳川家康によって元の場所に戻され、社殿も再建されました。

現在、極彩色の本殿は国重要文化財に指定されているほか、境内の入口にある表門も伏見城大手門を移築したものといわれ、同じく国重要文化財の一つです。また、社務所奥にある石庭は、伏見奉行に任じられた小堀遠州が作庭したものを、戦後になって境内に移築したものです。

慶応4年(1868)の鳥羽伏見の戦いでは、この御香宮神社に新政府軍の本営が置かれ、新選組をはじめ旧幕府軍が立て籠もる伏見奉行所に向けて、激しい砲撃を加えたといいます。

表門の脇に建つ「伏見義民事蹟」の石碑は、伏見奉行・小堀正方の悪政を寺社奉行に直訴して捕らえられ、そのまま獄死した文殊九助ら7名の「伏見義民」を顕彰するもので、勝海舟が撰文しています。

伏見九郷の総鎮守の祭礼とされる10月の「神幸祭」は、古くは「伏見祭」や「花傘祭」などと呼ばれた行事で、特に飾り付けをした大きな花傘を上下に揺らしながら氏子らが御香宮神社の境内を目指して練り歩く「花傘総参宮」は見どころとされ、室町時代の「風流笠」の伝統を引き継いでいます。

車椅子で旅行するポイント

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【1】御香宮神社の表門は石段があるので国道側に迂回する。

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【2】国道沿いに御香宮神社の駐車場入口ゲートがあるので、ここから自動車で進入する。

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【3】駐車場の奥、割拝殿と絵馬堂の間に車椅子の標示がある舗装道があるので、ここから車椅子に乗り換えて本殿へ。

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【4】本殿前までの参道はアスファルトまたは石畳で平坦に舗装されている。

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【5】本殿裏手の摂末社にも石畳の平坦な参道が続いている。

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【6】拝殿の正面には石段もあるが、駐車場内を通れば拝殿前や表門裏へも移動が可能。



御香宮神社境内図

境内配置図 [凡例]
本殿 拝殿 絵馬堂 御香水 社務所 石庭 大神宮 豊国社 東照宮 松尾社 弁天社 稲荷社 参集館 桃山天満宮 伏見城の石垣 大杉社 伏見義民事蹟 表門 大手筋交番 公衆トイレ 御香宮前バス停 御香宮前交差点 国道24号 京都府道79号伏見柳谷高槻線 近畿日本鉄道京都線 桃山御陵前駅

移動のしやすさ ★★★★☆
バリアフリーの状況 御香宮神社は正面の表門は階段になっているが、国道側の駐車場から車両で直接境内に進入できる。本殿へはこの駐車場奥の車椅子マークがあるアスファルト舗装道を通って移動できるほか、他の参道もほぼ石畳で舗装されている。拝殿の前にも同様に石段があるが、駐車場内の取付道路を通れば回避は可能である。

周辺の名所・観光スポット

伏見桃山城運動公園

「伏見桃山城運動公園」は、桃山丘陵にある野球グラウンドや多目的グラウンドをもつ運動公園です。もとは「伏見桃山城キャッスルランド」という遊園地があった場所のため、洛中洛外図を参考にして建築された伏見城の模擬天守が建てられており、伏見のシンボルになっています。ただし、耐震基準を満たさないため、内部に入城することはできません。
【身障者用駐車場・トイレあり】

■参考リンク:伏見桃山城運動公園