平安神宮

平安神宮 神社
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平安神宮は、京都府京都市にある神社で、明治28年(1895)の平安遷都1100年祭を記念して、市民の総社として鎮座したものです。平安京大内裏を復元した朱塗りの社殿や、国名勝に指定される巨大な神苑が特徴的です。10月22日の例大祭にあわせて、「京都三大祭り」の一つである「時代祭」が開催されています。

旅行先の地図

旅行先の概要

御祭神 桓武天皇、孝明天皇
所在地 京都府京都市左京区岡崎西天王町97
交通 JR・近鉄・京都市営地下鉄「京都駅」から京都市バス(5号系統銀閣寺・岩倉行)経由で約20分、「岡崎公園 美術館・平安神宮前」停留所下車、徒歩約3分
京都市営地下鉄東西線「東山駅」から徒歩約10分
名神高速道路「京都東IC」から車で約15分
拝観料 境内無料
ただし、神苑拝観は大人600円、小人300円【障害者手帳提示で本人と介助者1名まで半額】
駐車場 なし
京都市営岡崎公園駐車場(最初の1時間まで510円、以後30分210円)ほかを利用
URL
連絡先 平安神宮 075-761-0221

歴史・由来

平安神宮は、京都府京都市にある神社で、桓武天皇と孝明天皇を祀ります。

明治28年(1895)の平安遷都1100年祭を記念して京都で開催された内国勧業博覧会の目玉として、平安京大内裏の大極殿や朝堂院、應天門などの建物が復元され、これを市民の総社としての神社としたものにあたります。

境内には神苑として約10,000坪の池泉回遊式庭園が営まれ、現在では国名勝に指定されており、桜や花菖蒲、紅葉といった季節ごとの風景を楽しむことができます。

平安遷都の日にあたる毎年10月22日の例大祭にあわせて「京都三大祭り」の一つ「時代祭」が開催されており、平安時代から明治時代までの装束をまとった人たちの時代行列が見ものです。

車椅子で旅行するポイント

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【1】岡崎公園から市道を渡り平安神宮の応天門へ。公園内には身障者用トイレと有料駐車場(地下)がある。

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【2】応天門の正面と裏手に石段があるが、左手の脇戸からは段差なく境内に入れる。

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【3】龍尾壇の左右には石段があるが、左手の白虎楼前にスロープがある。ただし、ここに至る区間は玉砂利が厚く敷かれ移動しにくいので注意。

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【4】平安神宮の外拝殿前。外拝殿には左・右・中央の3箇所に階段があり、車椅子では上がることができない。

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【5】外拝殿左側の回廊沿いに神苑の入口があるが、階段があり車椅子は不可(事前に申し出て蒼龍楼脇の出口から進入)

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【6】応天門左手の回廊外に身障者トイレを併設したトイレ棟がある。ただし、ちり紙の備え付けがないので自動販売機で購入の必要がある。

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【7】身障者トイレ内部



平安神宮境内図

境内配置図 [凡例]
岡崎公園 野球場 テニスコート ロームシアター京都 京都市美術館別館 十二十二 平安神宮会館 京都市武道センター 手水舎 応天門 額殿 神楽殿 龍尾壇 白虎楼 蒼龍楼 外拝殿 内拝殿 本殿 南神苑 日本最古の電車 西神苑 澄心亭 東神苑 泰平閣 中神苑 尚美館

移動のしやすさ ★★★☆☆
バリアフリーの状況 平安神宮の応天門ほか石段がある箇所にはスロープなどの迂回路があり、外拝殿(朝堂院)の下までは移動が可能である。ただし、境内一面に玉砂利が敷かれ、スロープに行き着くまでの間にかなり厚く堆積している場所もあるため、車椅子の車輪がスタックしないように注意が必要となる。身障者用トイレは応天門の左手にあるが、ちり紙は自販機で購入するタイプとなっている。ほかに岡崎公園内にも身障者用トイレがある。神苑は入口ほかに階段があり、そのままでは車椅子が進入できないので、事前に社務所に申し出て出口(こちらも段差はあるので介助は必要)から逆に入らせてもらうことになる。

周辺の名所・観光スポット

京都御苑

京都御苑(きょうとぎょえん)は、京都府京都市にある国民公園で、かつての公家町にあたり、その中心には京都御所が建っています。公園部分は65クタール、御所などをあわせると92ヘクタールという広大な面積です。京都御所の建物は江戸末期の再建ですが、古くからの内裏の形態を残す由緒あるものです。
【身障者用トイレ、身障者用駐車場、車椅子対応苑路の設定あり】

■参考リンク:環境省>京都御苑