橿原神宮

橿原神宮 神社

橿原神宮は、奈良県橿原市の畝傍山麓にある神社で、我が国初代の天皇である神武天皇とその后を祀ります。ここは神武天皇が日向国高千穂から東征の末に即位した場所とされ、神武肇国の地に神社を造営したいという民間有志の請願を踏まえ、明治23年(1890)に官幣大社として創建されたものです。

広告

旅行先の地図

旅行先の概要

御祭神 神武天皇、媛蹈鞴五十鈴媛命
所在地 奈良県橿原市久米町934番地
交通 近鉄橿原線・南大阪線・吉野線「橿原神宮前駅」から徒歩約10分
京奈和自動車道「橿原高田IC」から車で約5分
拝観料 無料
駐車場 境内表参道北側に舗装済みの有料駐車場あり(約800台、普通車500円)
これとは別に身障者駐車区画が祈祷所手前にあり
URL
連絡先 橿原神宮庁 0744-22-3271

歴史・由来

橿原神宮は、奈良県橿原市の畝傍山東麓にある神社で、我が国初代の天皇である神武天皇とその后を祀ります。

ここは神武天皇が日向国高千穂から東征して大和国を平定の後に即位した橿原宮があった場所とされ、神武肇国の地に神社を造営したいという民間有志の請願を踏まえ、明治23年(1890)に官幣大社として創建されたものです。敷地面積は15万坪ほどあり、その北側には神武天皇陵とされる四条ミサンザイ古墳があります。

本殿は創建にあたり明治天皇から京都御所の賢所の建物を賜り移築したもので、国重要文化財に指定されています。また、境内南側の深田池は奈良時代につくられたと『日本書紀』にある溜め池「畝傍池」のことといわれ、夏場には睡蓮が見事に咲きます。

車椅子で旅行するポイント

橿原神宮_1.jpg

【1】橿原神宮の入口には有料駐車場のゲートがある。入って右折すると駐車場、左折すると祈祷殿への進入路、中央は守衛所を経て表参道につながっており、守衛所で車椅子貸出もしている。

橿原神宮_2.jpg

【2】入口手前の崇敬会館・宝物館脇にスロープ付きの身障者トイレがあるほか、有料駐車場など境内の複数箇所に身障者トイレがある。

橿原神宮_3.jpg

【3】表参道は徒歩での参拝用となっている。幅員の広い中央は全面に玉砂利が敷かれ、側道は神宮庁付近まで舗装されている。

橿原神宮_4.jpg

【4】入口を左折して奥まで進むと身障者駐車区画や祈祷所があり、祈祷所でも車椅子貸出をしている。祈祷所脇は身障者トイレのある休憩所。

橿原神宮_5.jpg

【5】祈祷所から表参道に合流するスロープがあり、表参道中央の凹凸が多い玉砂利部分を通らなくて済む。

橿原神宮_6.jpg

【6】【5】からそのまま玉砂利の路面を横切る舗装路が敷かれており、南神門の石段もスロープで迂回できるようになっている。

橿原神宮_7.jpg

【7】橿原神宮の外拝殿付近。正面は階段だが、南神門から参集所前を経て外拝殿に至る舗装路があり、さらにスロープで階段を迂回し拝殿上まで移動できる。



橿原神宮境内図

境内配置図 [凡例]
崇敬会館・宝物館 守衛所 表参道 森林遊苑 文華殿 橿原神宮庁 貴賓館 橿原神宮会館 休憩所 祈祷殿 深田池 西参道 長山稲荷社 南神門 参集所 外拝殿 内拝殿 本殿 北神門 北参道 北鳥居 奈良県道125号橿原神宮公苑線 橿原神宮前バス停 近鉄南大阪線

移動のしやすさ ★★★★★
バリアフリーの状況 橿原神宮では最近になって「御鎮座百三十年記念事業」の一環としてバリアフリールートが整備された。境内を通過する車道の終端に位置する「祈祷所」からであれば、車椅子がスタックしやすい玉砂利の路面を通らずに、スロープや南神門、参集所を経て外拝殿の上まで、コンクリート舗装の路面上を移動することができる。また、境内の祈祷所手前に身障者駐車区画が、崇敬会館脇・(有料)駐車場・休憩所・北鳥居脇などに身障者トイレがあるほか、守衛所・祈祷所などで車椅子の貸出しを行っている。深田池の遊歩道もバリアフリー化されている。

周辺の名所・観光スポット

奈良県橿原考古学研究所附属博物館【改修工事のため2021年3月末まで休館】

奈良県立橿原考古学研究所附属博物館は、我が国でも屈指の歴史を誇る埋蔵文化財の調査研究施設である橿原考古学研究所の附属博物館です。戦前の橿原神宮外苑整備事業で出土した遺物をはじめ、奈良県内のさまざまな遺跡から出土した考古資料の常設展示を中心に、中世に至るまでの奈良県の歴史について実物や映像などで紹介しています。最新の発掘調査の結果などが速報展や特別展として企画されることもあります。
【身障者用駐車区画・トイレ・スロープ・点字ブロック・車椅子貸出あり。障害者手帳提示で本人と介助者1名無料。】

■参考リンク:奈良県橿原考古学研究所附属博物館