見付天神

見付天神 神社

見付天神は、静岡県磐田市にある式内社で、正しくは「矢奈比賣神社」といい、矢奈比賣大神を祀ります。創建時期は不明ですが、平安時代に太宰府天満宮から菅原道真公を勧請したため、以後「見付天神」の通称で呼ばれるようになり、現在も学業成就のご利益を求める学生らが多く参拝します。例大祭にあたる「見付天神裸祭」は旧暦8月に行われ、国の重要無形民俗文化財に指定されています。また、信州光前寺から招かれて化物を退治したという霊犬悉平太郎(しっぺいたろう)の伝説でも知られます。

旅行先の地図

旅行先の概要

主祭神 矢奈比売大神
所在地 静岡県磐田市見付1114-2
交通 JR磐田駅北口から遠鉄バス(見付・磐田営業所行き)経由で約10分、「見付」停留所下車、徒歩約5分
東名高速道路「磐田IC」から車で約5分
拝観料 無料
駐車場 境内に無料の第1・第3駐車場(砕石敷)および第2駐車場(アスファルト舗装)あり
URL
連絡先 見付天神 矢奈比賣神社 0538-32-5298

歴史・由来

見付天神は、静岡県磐田市にある式内小社であり、正しくは「矢奈比賣神社」といいます。

創建時期は不明ですが、『続日本後紀』に承和7年(840)の神階授与の記事がみえる古社であり、正暦4年(993)には太宰府天満宮から菅原道真公を勧請して相殿に祀ったことから、以後「見付天神」の通称で呼ばれるようになりました。
現在でも学業成就のご利益を求めて、受験シーズンには学生らが多く参拝に訪れます。

慶長8年(1603)には徳川家康から神領50石を寄進され、東海道の宿場町である見附宿の鎮守として崇敬されました。

国重要無形民俗文化財の「見付天神裸祭」は、毎年旧暦8月10日の直前の土曜日から日曜日にかけて行われる見付天神の例祭で、祭神の矢奈比賣大神の神輿が遠江国総社の淡海国玉神社まで渡御するのに先立ち、腰蓑姿の男たちが町中を練り歩き、拝殿内で「鬼踊り」と呼ばれる乱舞を繰り返すことからこの名があります。

また、見付天神の名を騙り、村人たちに若い娘を人身御供として差し出させていた狒々(ヒヒ)の化け物を、信濃国光前寺から借り受けた「悉平太郎」(しっぺいたろう)と呼ばれる霊犬が退治した伝説が残っており、磐田市のゆるキャラ「しっぺい」のモデルにもなっています。
悉平太郎は信州では「早太郎」または「疾風太郎」の名で呼ばれており、光前寺の本堂脇には「霊犬早太郎の墓」があります。

見付天神の北側には「つつじ公園」があり、4月中旬になると約3,500株のつつじがいっせいに咲き誇ります。
3月ごろには境内の約2,000本の桜も開花し、絶好の花見スポットとしても知られています。

車椅子で旅行するポイント

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【1】見付天神の入口には第1(直進)・第2(右折)駐車場への誘導看板があるが、ここは自動車のまま鳥居を潜って直進する。

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【2】境内奥左手に砕石を敷いた普通車用の第1駐車場があり、これ以降は一般車両進入禁止となっている。

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【3】駐車場からそのまま進むとすぐに拝殿が見え、その手前の参道には石段がある。

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【4】石段の右手は舗装された短い坂道となっており、石段の上の境内に出られる。

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【5】社殿周囲の境内は玉砂利が敷かれ、参道部分は石畳やアスファルトで舗装されている。

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【6】境内裏手の第3駐車場やつつじ公園内には身障者用トイレもある。

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【7】身障者用トイレ内部



見付天神境内図

境内配置図 [凡例]
本殿 拝殿 御神庫 大神宮遥拝所 氷室神社 社務所 梅之湯 つつじ館 本館 トイレ 手水 御縁木 山神社 住吉神社 悉平太郎像 祖霊社 つつじ公園 霊犬神社 第1駐車場 第2駐車場 第3駐車場

移動のしやすさ ★★★★☆
バリアフリーの状況 見付天神は市街地を見下ろす丘陵に位置しているが、自動車で境内に進入することが可能である。第1駐車場からアクセスすると拝殿前が階段になっているが、すぐ右横に舗装された坂道がある。社殿の周囲はは玉砂利が敷かれ、参道部分のみ石畳などで舗装されている。また、境内裏手はつつじ公園となっており、公園内に身障者用トイレもある。

周辺の名所・観光スポット

旧見付学校

旧見付学校は、明治5年(1872)の学制発布を受けて、その翌年に開校した学校で、明治8年(1875)に新築された5階建ての校舎は、現存する日本最古の木造擬洋風小学校校舎は、隣接する磐田文庫とともに国史跡に指定されています。遠州総社の淡海國玉神社に隣接する現在の建物は、当時の教育資料などを展示する施設として活用され、無料で入館できます。
【建物入口に身障者用トイレあり。ただし、館内はバリアフリー化されていないので外観のみの見学となる。】

■参考リンク:磐田市>旧見付学校附磐田文庫