根津神社

根津神社

根津神社は、東京都文京区にある日本武尊の創祀と伝える古社で、旧東京十社の一つ。社殿は徳川5代将軍綱吉が養嗣子を定めた際に造営されたもので国の重要文化財。9月の例大祭は近世「天下祭」と呼ばれる壮大なものでした。境内はつつじの名所で、一帯は森鴎外や夏目漱石ら文豪の住んだ場所です。

旅行先の地図

旅行先の概要

御祭神 須佐之男命、大山咋命、誉田別命
所在地 東京都文京区根津1-28-9
交通 東京メトロ千代田線「根津駅」又は「千駄木駅」、南北線「東大前駅」から徒歩約5分。
首都高速1号上野線「入谷出入口」から車で約10分。
拝観料 無料
駐車場 境内裏手、日本医大前に舗装された有料駐車場あり。ただし、参拝者は駐車券を拝殿脇の受付に提示すればサービス券を発行(9時~17時)。
URL
連絡先 根津神社 03-3822-0753

歴史・由来

根津神社は、東京都文京区の神社で、明治初年(1868)に准勅祭社とされた東京近郊の名社、いわゆる「東京十社」の一つです。主祭神は須佐之男命、大山咋命、誉田別命。古くは素盞烏尊の本地仏として十一面観音菩薩、山王大権現として薬師如来、八幡大菩薩として阿弥陀如来を祀る神仏習合の「根津権現」を称していました。

日本武尊が千駄木に創祀した古社とされ、『根津志』などでは江戸城を築城したことで知られる太田道灌が再興したと伝えています。

宝永2年(1705)、徳川5代将軍綱吉が兄綱重の子・綱豊(甲府藩主。のちの家宣)を養嗣子に定めたことから、綱豊の産土神とされていた根津権現にその屋敷地が寄進され、「天下普請」と呼ばれる大造営により翌年社殿が完成、千駄木の旧社地からもとの綱豊の屋敷地である現在地に遷座しました。このため、境内には綱豊が産湯をつかったとされる井戸や胞衣(えな)塚などがあります。

神社の門前には門前町が形成され、やがて江戸有数の遊郭を抱える繁華街(岡場所)となりますが、東京大学の本郷移転に及び明治20年(1887)限りで根津遊廓は廃止されました。

一帯は森鴎外や夏目漱石らの文豪が暮らした街でもあり、根津神社は明治時代の文学作品にしばしば登場するほか、境内にも文豪の碑が建てられています。

神社の例祭は9月に行われ、江戸時代には江戸城内に神輿が入ることを許された「天下祭」といわれる壮大なもので、「江戸の三大祭」の一つ(諸説あり)ともいわれています。将軍家宣が奉納した大神輿は現在も同社に保存され、例祭の際に展示されます。

権現造の社殿は先に記した宝永3年(1706)完成のもので、本殿はじめ拝殿、唐門、透塀、楼門などがすべて現存し、国の重要文化財に指定されています。

また、境内の家宣胞衣塚や乙女稲荷神社などの摂末社がある丘陵には約3000株ものツツジが植えられており、春は花の名所としても親しまれています。

車椅子で旅行するポイント

根津神社

【1】根津神社表参道。参道は平坦な石畳だが公道の入口縁石に多少の段差あり。

根津神社

【2】表参道入口に接する公道の坂30メートル先に身障者トイレ。公道側入口は平坦だが、参道側出口のスロープ擦り付け部にかなりの段差があり危険注意。

根津神社

【2-1】身障者トイレ内部

根津神社

【3】表参道を行くと楼門。その左右は玉砂利敷で段差少なし。

根津神社

【4】楼門直下は平坦だが門をくぐった先に10センチの段差。脇に迂回を。

根津神社

【5】楼門の先に唐門。入口に階段3段、敷居が15センチ近い段差。

根津神社

【6】唐門を透塀に沿い左に進むと西門。敷居は高さ・幅とも15センチで車椅子で入るなら持ち上げる必要。

根津神社

【7】門から透塀を越えると拝殿。参道は石畳、周囲は玉砂利敷で、賽銭箱は参道近くにある。

根津神社

【8】乙女稲荷、胞衣塚、駒込稲荷などがある丘陵は階段につき車椅子不可。

根津神社

【9】車は日本医大前の舗装駐車場に停めて裏参道から。神社にサービス券あり。



根津神社境内図

周辺の名所・観光スポット

東京国立博物館

明治5年(1872)に創設されたわが国最初の博物館で、上野恩賜公園内に位置する。日本と東洋の貴重な考古・歴史資料などを常設展示しており、収蔵品は国宝87点を含む113,897点(平成24年度末)を数える。【身障者用トイレ・スロープ・駐車場・車椅子貸出あり。障害者手帳提示で本人と介助者1名無料】

■参考リンク:東京国立博物館

国立西洋美術館

印象派の絵画やロダンの彫刻を中心とする松方コレクションを基礎にルネサンス以降の西洋美術作品を常設展示する。上野恩賜公園内に立地し、本館建物自体も「近代建築の巨匠」といわれるル・コルビジェ設計によるもので国重要文化財。【身障者用トイレ・スロープ・車椅子貸出あり。障害者手帳提示で本人と介助者1名無料】

■参考リンク:国立西洋美術館

上野動物園

明治15年(1882)開演の日本最初の動物園。旧寛永寺五重塔がそびえる東園にはパンダ、ゾウ、トラなどが、蓮が茂る不忍池のほとりに位置する西園にはキリン、アイアイなどがおり、全体として約500種の動物を飼育している。【身障者用トイレ・スロープ・車椅子貸出あり。障害者手帳提示で本人と介助者1名無料】

■参考リンク:東京ズーネット>上野動物園