【車椅子の旅】薩都神社



薩都神社

薩都神社は、茨城県常陸太田市にある神社で、『常陸国風土記』にも登場する古い歴史を持ちます。人里近くで猛烈な祟りをなすので、神に祈願して「賀毘礼の峰」といわれた今の御岩山頂に移されたものの、あまりにも険しく参拝が困難なため、大同元年(806)に現在地の近くに社殿が建てられたといいます。現在も山上には奥宮と中宮が鎮座しています。



目次

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旅行先の概要

御祭神 立速男命
所在地 茨城県常陸太田市里野宮町1052
交通 JR水郡線「常陸太田駅」から茨城交通バス(小中車庫・里川入口方面行き)経由で約15分、「里の宮」停留所下車、徒歩約3分
常磐自動車道「日立南太田IC」から車で約15分
拝観料 無料
駐車場 境内裏手に駐車スペースあり
関連サイト
連絡先 宮司宅(赤須家) 0294-72-0987

神社・寺院・名所旧跡の歴史

薩都神社は、茨城県常陸太田市にある神社で、平安時代の『延喜式』に載る式内社とされます。

この神社の草創はすでに『常陸国風土記』に登場しており、祭神の立速男命はもとは松沢の松の樹の八俣の上に天降っていたものの、里人が大小便をして穢れるので甚だ厳しく祟って災厄をなしたといいます。

耐えかねた近隣の住民らが朝廷に申し出たところ、派遣されてきた片岡大連が「穢れを避けて清浄な高い山の峯にお鎮まりください」と神に奏請し、これが聴き入れられて立速男命は「賀毘礼(かびれ)の峯」と呼ばれていた現在の御岩山に登ります。

山上にあった社には石垣がめぐらされ、神宝もすべて石で造られ、飛ぶ鳥も神威を恐れて避けて飛んだと『常陸国風土記』には書かれていますが、あまりにも険峻で参拝が困難として、大同元年(806)に現在地の近くの小中島に遷座しています。

その後も『続日本後紀』や『日本三代実録』には朝廷からの神階授与の記事が続き、崇敬を集めていたことが明らかですが、中世には久慈川支流の里川流域にあった佐都荘を治めていた小野崎氏が氏神と仰ぎ、佐竹氏も社殿の修築などを行っています。

永正年間(1504~1521)以降は佐都郷33か村の総鎮守となり、大永2年(1522)に現在地に移され、江戸時代にも3代将軍・徳川家光から里野宮村に50石の朱印地を賜り、13石あまりが除地に指定されています。

現在も日立市入四間町の御岩神社近くの山中には薩都神社の中宮および奥宮の小祠が鎮座しており、磐座などもみられます。

また、戦後しばらく途絶えていたものを復活させた「大助(おおすけ)人形祭り」が毎年8月の第3土曜日にこの神社境内の裏手で行われており、地域の子どもたちが総出で、饅頭を腹の中に入れた藁人形を焼いて、稲の害虫除けや疫病除けを祈願します。

車椅子で旅行するポイント

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【1】薩都神社の参道正面。階段はないが神橋の部分だけ突出している。

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【2】施錠されていなければ別に境内西側の香取神社脇からも入ることができる。

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【3】境内に入ると参道は自然石の石畳、他は社殿裏手まで地面が露出している。

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【4】薩都神社の拝殿は周囲より1段高くなっている。

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【5】駐車場はないが境内北側に広場が隣接している。




薩都神社境内図

境内配置図
本殿 拝殿 神樂殿 手水舎 両部鳥居 鹿島神社 香取神社 稲荷神社 石鳥居 愛宕神社 神橋 社号標 里野宮町集会所 宮司宅 忠魂碑 コミュニティ消防センター 里の宮バス停 国道349号 瑞龍山入口交差点


移動のしやすさ ★★★☆☆
バリアフリーの状況 薩都神社は国道349号から1本外れた集落沿いの道路にあり、特に境内にはバリアフリー施設はないが、平地に建っている。駐車場も専用のものはないが北側のコミュニティ消防センター脇から入ると広いスペースになっている。

周辺の名所・観光スポット

竜神大吊橋

「竜神大吊橋」は、竜神川をせき止めて造られた竜神ダムに架かる鉄橋で、高さ100メートル、長さ375メートルと、平成6年(1994)の完成時には歩行者専用橋としては日本一の長さを誇っていた。現在は大分県の九重夢大吊橋、静岡県の三島スカイウォークにその地位を明け渡している。橋上から八溝山系や阿武隈山系の山々が見渡せるほか、足元にある透明アクリル板ごしに100メートル下のダム湖の湖面を覗くことができる。季節ごとに鯉のぼりまつりや夏まつり、紅葉まつりなどが開催され、観光客で賑わっている。バンジージャンプのジャンプ台も常設されている。
【身障者用駐車場・トイレ・スロープ(水府物産センター)あり(吊橋そのものは平坦)。申請により身障者・介助者1名無料。】

■参考リンク:竜神大吊橋


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