白鬚神社

白鬚神社(しらひげじんじゃ)は、滋賀県高島市の琵琶湖畔に建つ神社で、琵琶湖に浮かぶ鳥居がシンボルとなっていて、「近江の厳島」とも呼ばれています。導きの神、交通安全の神として慕われる猿田彦命を祀り、全国の白鬚神社の総本社ともなっています。社殿は豊臣秀頼が造営させたもので、本殿は慶長年間に完成し、現在では国の重要文化財として指定されています。

旅行先の地図

旅行先の概要

御祭神 猿田彦命(別名:白鬚大明神、比良明神)
所在地 滋賀県高島市鵜川215
交通 JR湖西線「近江高島駅」から徒歩約40分
名神高速道路「京都東IC」から車で約40分
拝観料 無料
駐車場 境内に未舗装の無料駐車場あり。観光バスなどの大型車も駐車可。駐車場の角に身障者用トイレあり
URL
連絡先 白鬚神社 0740-36-1555

歴史・由来

白鬚神社(しらひげじんじゃ)は、滋賀県高島市の琵琶湖畔に建つ神社で、琵琶湖に浮かぶ鳥居がシンボルとなっていて、その景観から「近江の厳島」とも呼ばれています。

縁起によれば、垂仁天皇25年(紀元前5)、倭姫命により社殿が創建または再建されたという、近江国最古級の神社で、白鳳2年(674)には、天武天皇から「比良明神」の神号を賜ったと伝えられています。

比良山系に属するこの神社の裏山には「白鬚神社古墳群」が営まれており、境内社として横穴式古墳の石室を「天の岩戸」に見立てた「岩戸社」が祀られているほか、その脇に古代の祭祀の場であったことをうかがわせる磐座(いわくら)も存在しています。

白鬚神社の名は、平安時代に編纂された『延喜式神名帳』には記載がないものの、貞観7年(865)に無位の「比良神」が従四位下の神階を授けられたという記事が『日本三代実録』にあるところから、元は比良山の地主神を祀ったものと考えられ、いわゆる「国史見在社」として、歴史のある神社であることには間違いがありません。

社殿は戦国時代に六角義賢が造営後、桃山時代になって再び豊臣秀頼が片桐且元を奉行として造営させたもので、本殿は慶長8年(1603)に完成し、現在では国の重要文化財として指定されています。

導きの神、交通安全の神、長寿の神、縁結びの神などとして慕われる猿田彦命を祀る白鬚神社は、東京都墨田区の白鬚神社をはじめとして、全国に300か所近くもある白鬚神社(白髭神社、白髯神社)の総本社にもなっており、特に交通安全の祈願などが社頭で行われています。

また、琵琶湖に建つ「湖中大鳥居」に関しては、元は神社の入口は琵琶湖の湖中にあたる場所にあったが、水かさが増したために水没し、湖中に鳥居が建っているように見えたという伝説にもとづき、昭和12年(1937)、大阪の薬種商であった小西久兵衛が復興したもので、現在の鳥居は昭和56年に再建されたものです。


車椅子で旅行するポイント

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【1】白鬚神社の国道沿いにある入口。国道から直接、境内の無料駐車場に入ることができる。

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【2】白鬚神社の駐車場。未舗装で砂地に近いが平坦。すぐ脇に白鬚神社の拝殿、本殿がある。

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【3】駐車場の北西側にトイレ棟。入口スロープと身障者用トイレ、点字ブロックがある。

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【4】白鬚神社拝殿。足元は駐車場と同じく砂地に近いが平坦で車椅子移動可。床が低いのでかなり間近に感じる。

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【5】裏山の摂末社(上の宮)は石階段を登るルートとなるので車椅子は不可。



白鬚神社境内図

境内配置図 [凡例]
本殿 拝殿 手水舎 社務所 鳥居 絵馬殿 若宮社 永代常夜灯 内宮 外宮 八幡三社(左から高良神社・八幡神社・賀茂神社) 天満神社 波除稲荷社 岩戸社 養老神社 鳴子弁財天社 琵琶湖 湖中大鳥居 国道161号 大津市 敦賀市

移動のしやすさ ★★★★☆
バリアフリーの状況 琵琶湖岸を走る国道沿いにあるため、対向車には注意する必要はあるものの、無料の駐車場に出入りしやすい。駐車場の一角には身障者用トイレを含むトイレ棟がある。境内は未舗装で砂地に近いが、基本的に平坦で、社殿のある位置エリアもそれほど広くはないため間近に見られる。ただし、山の上にある摂末社(上の宮)は階段となるため車椅子は不可。

周辺の名所・観光スポット

近江聖人中江藤樹記念館

日本の陽明学の祖であり、「近江聖人」とも称される中江藤樹は近江国高島郡小川村(現・高島市)の生まれであることから、中江藤樹の遺品・遺墨をはじめとして、中江藤樹の私塾である「藤樹書院」に伝わる漢籍などの史料を収集・展示している。
【身障者用トイレ、身障者用駐車場、スロープあり。館内は車椅子で移動可】

■参考リンク:高島市>近江聖人中江藤樹記念館