海上八幡宮

神社
この記事は約3分で読めます。

海上八幡宮は、千葉県銚子市にある神社で、大同2年(807)に宇佐八幡から勧請したと伝えられ、海上郡の総鎮守として崇められてきました。源頼朝が石橋山の戦いに敗れた際、この神社に祈願して平家打倒を果たしたことから、新たに社殿が造営され遷座したといいます。現在の本殿は江戸時代初期に造営されたもので、千葉県の重要文化財として指定されています。旧暦8月15日には流鏑馬が行われており、多くの見物人で混雑します。

旅行先の地図

旅行先の概要

御祭神 誉田別命(応神天皇)、比売神、大帯姫命(神功皇后)
所在地 千葉県銚子市柴崎町1-17
交通 東関東自動車道「佐原香取IC」から車で約1時間
JR総武本線「松岸駅」から徒歩約15分
JR総武本線「銚子駅」から千葉交通バス(豊里ニュータウン行き)経由で約10分、「柴崎十字路」停留所下車、徒歩約5分
拝観料 無料
駐車場 境内に駐車スペースあり
URL
連絡先 海上八幡宮 0479-24-1607

歴史・由来

海上八幡宮(うなかみはちまんぐう)は、千葉県銚子市にある神社で、大同2年(807)に宇佐八幡から勧請したと伝えられています。

源頼朝が石橋山の戦いに敗れた際、この神社に祈願して平家打倒を果たしたことから、そのお礼として新たに社殿が造営され、「鎌倉台」と呼ばれる旧社地から現在地に遷座したといいます。

中世には千葉胤富をはじめとする千葉宗家や国分家、海上家などから寄進を受けており、小田原征伐後の天正18年(1590)11月には、江戸に移封された徳川家康からも社領30石の寄進を受け、以後も江戸幕府の歴代将軍から「先判之旨」として朱印地を安堵され、海上郡の総鎮守として崇められました。

現在の海上八幡宮の本殿は、極彩色が施された江戸時代前期の天和3年(1683)のもので、千葉県の重要文化財として指定されています。

旧暦8月15日には神輿巡行後の夜間、境内の馬場で神職が騎乗して止まったままで的を射る流鏑馬(「お的式」)が行われ、多くの見物人で混雑します。

車椅子で旅行するポイント

海上八幡宮_1.jpg

【1】バス停脇に海上八幡宮の一の鳥居がありここから参道(馬場)が続いている。車両は国道をさらに進んで【2】の交差点へ。

海上八幡宮_2.jpg

【2】国道を進むとセイミヤ角の押ボタン式信号機付近に「海上八幡宮」の看板があるのでここから枝道に入る。

海上八幡宮_3.jpg

【3】二の鳥居手前に砕石が敷かれた駐車スペースがあり道路反対側が境内となる。鳥居は車両も潜れる幅で段差はない。

海上八幡宮_4.jpg

【4】海上八幡宮の拝殿。周囲は平坦な地面になっている。拝殿前に賽銭箱と書き置きの御朱印がある。

海上八幡宮_5.jpg

【5】千葉県指定文化財の海上八幡宮本殿。周囲は平坦なので玉垣に沿って一周できる。裏手にも稲荷社や庚申塔群がある。



海上八幡宮境内図

境内配置図 [凡例]
本殿 拝殿 稲荷大神 神輿庫 社務所 手水舎 トイレ 鳥居 馬場 厳島神社 カワチ薬品銚子北店 セイミヤ銚子四日市場店 国道356号 千葉県道216号飯岡松岸停車場線 柴崎十字路バス停


移動のしやすさ ★★★★☆
バリアフリーの状況 海上八幡宮の境内は基本的に平坦なので移動はそれほど困難ではない。境内自体には身障者用の設備は特にないが、すぐ近くの国道沿いにカワチ薬品やセイミヤの大規模店舗が立地しており、身障者用駐車場やトイレが整備されている。

周辺の名所・観光スポット

犬吠埼

関東平野の最東端にある太平洋に突き出した岬で、周辺一帯は水郷筑波国定公園にも指定されています。犬吠埼の北側には「関東舞子」ともいわれる白砂青松が連なる風光明媚な君ヶ浜が広がっており、「日本の渚百選」のひとつです。岬の突端にはイギリスからのお雇い外国人リチャード・ヘンリー・ブラントンが設計し、明治7年(1874)にはじめて点灯した高さ31.3メートルの煉瓦造りの犬吠埼灯台もあり、観光スポットとして親しまれています。
【遊歩道、身障者用トイレあり。ただし灯台上層の展望室は99段のらせん階段につき不可】

■参考リンク:銚子観光協会>犬吠埼灯台