鷲宮神社

鷲宮神社

鷲宮神社は、埼玉県久喜市にある関東最古の大社で、天穂日命とその子の武夷鳥命、及び大己貴命を祭神としています。周辺は宅地化していますが境内は川と杜に囲まれ広々としており、現在ではアニメ「らき☆すた」の舞台となった「聖地」として、アニメファンも多く訪れています。

旅行先の地図

旅行先の概要

御祭神 天穂日命、武夷鳥命、大己貴命
所在地 埼玉県久喜市鷲宮1-6-1
交通 東武伊勢崎線「鷲宮駅」から徒歩約5分。
関越自動車道「久喜IC」から車で約10分。
拝観料 無料
駐車場 大鳥居の左脇に舗装された駐車場があります。ただし、イベント時は大混雑するので注意が必要です。
連絡先 鷲宮神社 0480-58-0434

歴史・由来

鷲宮神社(わしのみやじんじゃ)は、埼玉県久喜市の神社で、『延喜式』にその名はみえないものの、出雲系の神々を祀る「関東最古の大社」といわれています。

その本殿は2つの建物が並列した珍しいつくりとなっており、拝殿正面から見て右手に天穂日命とその子である武夷鳥命が、左手に別宮神崎神社として大己貴命が祀られています。

正確な創建年代は不明ながら、江戸時代に記された『鷲宮大明神由緒書』は日本武尊が造営したといい、『新編武蔵風土記稿』は祭神の天穂日命が河内国から東国へ移住した土師氏の遠祖であり、「土師宮」というべきところを訛って「鷲宮」になったのだとしています。

また、江戸初期の儒学者・林羅山の『羅山詩集』に、有間王子、良岑安世が神として祀られたもので、本地は釈迦仏であるとの記述があることから、江戸時代のある時期に祭神が変容したのではないかとの説もあります。

中世には特に武家の崇敬を受けており、鎌倉幕府の事績をまとめた歴史書『吾妻鑑』には、建久4年(1193)に神仏の前で血が流れる凶事があり、占ったところ戦乱の兆しと出たので神馬を奉納したとある記事をはじめ、社殿の造営や奉幣、神馬奉納などがしばしば行われたことが述べられています。

江戸時代には幕府から朱印地400石が認められたほか、利根川沿いの羽生に至る街道の要所として、門前(鳥居前)町に木綿などを商う定期市が立ち、多くの人々でにぎわいました。

鷲宮神社に伝わる「土師一流催馬楽神楽(はじいちりゅうさいばらかぐら)」は、平安時代に流行した催馬楽を歌うのが特色で、国指定の重要無形民俗文化財となっています。

また、関東に広く分布する「鷲(おおとり)神社」、通称「お酉さま」の本社とされ、12月の初酉の日に開かれる「大酉祭」では、福を掻き集めるという熊手が授与され、神楽が催されるなどして多くの人が訪れるほか、正月三が日には約45万人ほどの参拝客を集めています。

ことに、アニメ「らき☆すた」の舞台となって以降、鷲宮神社への初詣者は倍増しており、境内の御神木の傍らの絵馬奉納所には、いわゆる「痛絵馬」とよばれる、アニメのキャラクターを描いた絵馬も多数奉納されています。


車椅子で旅行するポイント

鷲宮神社

【1】鷲宮図書館からの公道の突き当たりに大鳥居。正面は歩行者参道、左折すると駐車場入口。

鷲宮神社

【2】大鳥居左手に舗装された無料駐車場。奥のトイレ棟前に身障者用区画あり。

鷲宮神社

【3】トイレ棟の多目的トイレ内部。手すり、幼児用ベッドあり。

鷲宮神社

【4】参道は石畳敷で平坦。手水舎、社務所前を通って拝殿まで続いている。

鷲宮神社

【5】石畳の参道終点に鷲宮神社拝殿。賽銭箱は低い位置にあり車椅子でも容易。

鷲宮神社

【6】拝殿周囲は玉砂利敷で概ね平坦。玉垣を一周して本殿建築が見られる。

鷲宮神社

【7】境内奥の樹叢には末社が鎮座。八幡神社入口のみ低い階段が3段。他は平坦だが、路面が未舗装なので注意。



鷲宮神社境内図

見どころ

鷲宮催馬楽神楽

正しくは「土師一流催馬楽神楽」といい、関東の江戸神楽の源流とされる。平安時代に流行した催馬楽を歌うのが特色で、4月10日の春季祭と10月10日の秋季祭に境内の神楽殿で舞われる。国指定重要無形民俗文化財。