魚籃寺

魚籃寺(ぎょらんじ)は、東京都港区にある、「魚籃坂」の由来となった浄土宗の寺院で、江戸三十三箇所観音霊場の第25番札所となっています。中国の唐の時代に、観音が魚を売り歩く乙女の姿に化して仏法を弘めたという故事にもとづく魚籃観音を安置することで知られています。

旅行先の地図

旅行先の概要

御本尊 魚籃観音
所在地 東京都港区三田4-8-34
交通 東京メトロ南北線・都営地下鉄三田線「白金高輪駅」から徒歩約2分
首都高速2号目黒線「天現寺出入口」から車で約2分
拝観料 無料
駐車場 砕石敷の境内に若干台駐車可
URL
連絡先 三田山魚籃寺 03-3451-5677

歴史・由来

魚籃寺(ぎょらんじ)は、東京都港区にある浄土宗の寺院で、江戸三十三箇所観音霊場の第25番札所となっています。

地名の「魚籃坂」は、この寺院が坂の中腹にあることから名付けられたものです。

開山である称誉上人と、その師匠の法誉上人が長崎で遊化(ゆけ)していたときに老婦から魚籃観音を貰い受け、元和3年(1617)、豊前中津の円応寺に魚籃院を建てて安置したのがはじまりとされます。

のち承応元年(1652)、称誉上人が、現在地である江戸の三田に観音堂を建て、本尊をここに移したといいます。

魚籃観音は、中国の唐の時代に、魚を売り歩く乙女の姿に化して法華経を広めたという観音をかたどったもので、魚籃は魚を入れるびくのことであり、『江戸名所図会』の「魚籃観音堂」の項目には、「面相唐女のごとくにして、右の御手に魚籃を携、左の御手には天衣を持したまへり」と書かれています。

『江戸名所図会』には「浄閑寺といへる浄刹に安置す」とあるとおり、もとは浄閑寺という寺院のなかにありましたが、浄閑寺は三ノ輪に移転(安政の大地震のときに吉原の遊女の死体を投げ込んで葬ったことから「投げ込み寺」と呼ばれる)し、その跡に魚籃寺が建てられています。

この寺院には、魚籃観音の霊験を描いた江戸末期の安政年間以降の絵馬および掛軸が残っており、「魚籃寺奉納絵馬及び掛軸」として、港区の有形民俗文化財の指定を受けています。

また、魚籃寺境内には、慶應義塾大学病院や国立がん研究センター中央病院をはじめとして、周辺の病院で難病治療にあたる子どもたちの家族をサポートするため、低廉な使用料で宿泊滞在ができるようにした施設、いわゆるファミリーハウスのひとつの「おさかなの家」が開設されています。

車椅子で旅行するポイント

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【1】魚籃坂の中腹に魚籃寺の赤門。狭いが車で境内に入れる。

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【2】魚籃寺の境内。建物は本堂、庫裏程度で、本堂前に駐車できる若干のスペースがある。



魚籃寺境内図

魚籃寺境内配置図
山門:江戸時代 本堂 庫裏 墓地 永代供養墓 塩地蔵尊:高輪の海中から引き上げられたと伝わる石地蔵で塩を供えて願い事をする。 お魚の家 白金高輪駅 三田台公園 伊皿子交差点 魚籃坂下交差点 都道415号線


移動のしやすさ ★★★☆☆
バリアフリーの状況
魚籃寺は小さな寺院で直接車で乗り入れが可能なため、特に長距離を車椅子で移動して見回るようなものはない。身障者用のトイレは伊皿子交差点を東側に折れて300メートル先の三田台公園、さらに少し先の幽霊坂を上がった亀塚公園にある。ほかに地下鉄の白金高輪駅構内にも身障者用トイレがある。

周辺の名所・観光スポット

東京タワー

1958年に竣工した地上333メートルの放送用鉄塔で、芝公園内にある。地上145メートルと150メートルのところに大展望台があり、都内の観光名所のひとつになっている。2013年からは、地上デジタルテレビ放送の送信用としては新たにできた東京スカイツリーに切り替えられている。東京タワーの下には徳川家の菩提寺である増上寺がある。
【身障者用トイレ、駐車場、エレベーター、車椅子貸出、身障者割引あり】

■参考リンク:東京タワー TokyoTower

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