清水寺

清水寺は、坂上田村麻呂の創建と伝え、「清水の舞台」で知られる懸崖造りの本堂をもつ京都市東山区の寺院です。秘仏の千手観音を祀る西国三十三観音霊場の第16番札所でもあり、国宝の本堂はじめ文化財は多く、世界遺産にも登録されています。

旅行先の地図

旅行先の概要

御本尊 千手観音(秘仏)
所在地 京都府京都市東山区清水1-294
交通 JR「京都駅」から市バス(206系統、100系統)または京阪バスで約15分、「五条坂」停留所下車、徒歩約10分(ただし清水寺までは坂道)
名神高速道路「京都東IC」から車で約15分
拝観料 大人300円(夜間特別拝観は400円)、小中学生200円
ただし、手帳提示で身障者および介助者無料
駐車場 なし
仁王門下から300メートル手前に京都市清水坂観光駐車場あり(ただし清水寺までは坂道)
URL
連絡先 清水寺 075-551-1234

歴史・由来

音羽山清水寺は、「清水の舞台」で知られる懸崖造りの本堂をもつ京都市東山区の寺院で、北法相宗の大本山となっています。

奈良時代末期の宝亀9年(778)、興福寺の僧・延鎮がこの地の霊木に千手観音の像を刻んで安置したのがはじまりとされ、平安遷都からまもなくの延暦17年(798年)、のちに征夷大将軍となった坂上田村麻呂が延鎮に帰依して自邸を寄進し、仏堂を創建したと伝えられています。

清少納言の『枕草子』には「さわがしきもの」の例として「十八日清水に籠りあひたる」とあり、すでに平安時代には清水観音の縁日に多くの人々が参拝していたようすがうかがわれます。

清水寺はかつて法相宗の興福寺の末寺とされ、『平家物語』にあるとおり、対立する比叡山延暦寺の僧兵の焼き討ちにあうなどして、しばしば火災により建物が焼失しています。

現在の主な建物は寛永10年(1633)に徳川家光が再建したもので、秘仏本尊の千手観音を安置する国宝の本堂もこの頃のものです。他に境内には仁王門、馬駐(うまとどめ)、西門、三重塔、経堂、田村堂(開山堂)、朝倉堂、釈迦堂、阿弥陀堂、奥の院、子安塔をはじめ重要文化財の指定を受けている建物が多く、このうち仁王門や馬駐は室町時代のものとなっています。

清水寺は西国三十三観音霊場の第16番札所であり、世界遺産に登録された「古都京都の文化財」の構成資産ともなっていることから、年間を通じて修学旅行生をはじめ観光客が多く訪れる場所となっています。

車椅子で旅行するポイント

清水寺

【1】清水寺仁王門下。身障者車両は茶わん坂から清水寺ゲート【インターホンで要連絡】を経て進入可だが、歩行者混雑のためタクシー推奨。観光駐車場に駐車し車椅子で移動すると、途中は長い清水坂・松原坂となってしまうので注意。

清水寺

【2】仁王門下を横切る道路を左手(北側)になお進むと宝性院があり、路面に車椅子の案内マークがある。マークにそって進む。

清水寺

【3】車椅子マークにそって清水寺本堂近くへ。車両進入禁止のためここで降車し車椅子で移動。奥に身障者用トイレもある。

清水寺

【4】清水寺本堂(清水の舞台)入口。スロープがあり車椅子で移動可。入口で車椅子専用参拝マップを配布している。

清水寺

【5】清水寺本堂を出て地主神社分岐、釈迦堂前。車椅子マークの看板にそって移動可。

清水寺

【6】奥の院から長い坂道を経て本堂下まで。緩い傾斜だが介助注意。階段のない参拝路には車椅子クークがある。

清水寺

【7】清水寺本堂の真下。ここから清水の舞台を見上げることができる。奥の院付近も眺望が良い。



清水寺境内図

移動のしやすさ ★★★☆☆
バリアフリーの状況 市街地から門前に至るまでが傾斜のある坂道なので、介護タクシーなどの手段を推奨。身障者は予約して茶わん坂ゲート(インターホンあり)から本堂西側まで車両乗入れ可能だが、この経路が分からないと、必然的に清水坂観光駐車場で降車し、車椅子で松原通を経て仁王門に至る経路を選択してしまいやすく、途中の坂道の傾斜と観光客による混雑でかなり苦労する。清水寺境内には、身障者用トイレが2か所あり、ホームページおよび参拝受付(轟門付近)で「車椅子境内参拝MAP」を配布しているとおり、境内を1周できるようなスロープや舗装道を設けるなどの配慮がされている。しかし、奥の院からの帰路は坂道となるので、やはり介助がなければ移動は容易とはいいがたい。

周辺の名所・観光スポット

京都国立博物館

明治30年(1897)に帝国京都博物館として開館したもので、バロック様式のレンガ造りの建物(特別展示館)自体が国の重要文化財に指定されている。内部には京都文化に関するものを中心としたわが国、東洋の文化財あわせて1万点以上が収蔵されている。
【身障者用トイレ・駐車場・スロープ・車椅子貸出・音声ガイドあり。手帳提示で身障者、介助者(身障者と同数)とも入館無料。】

■参考リンク:京都国立博物館