黒石寺

黒石寺

黒石寺は、岩手県奥州市にある天台宗の寺院で、旧暦の正月に裸の男たちが蘇民袋を争奪する奇祭「黒石寺蘇民祭」で知られています。また、御本尊は薬師如来坐像ですが、その胎内に貞観4年(862)の墨書があり、銘のある木彫の仏像としては日本最古のものといわれ、国の重要文化財に指定されています。

旅行先の地図

旅行先の概要

御本尊 薬師如来
所在地 岩手県奥州市水沢区黒石町字山内17
交通 東北自動車道「平泉前沢IC」から車で約20分。
JR「水沢駅」から岩手県交通バス(正法寺線)で約21分、「黒石寺前」停留所下車。
拝観料 境内無料。ただし、本尊拝観(住職による案内あり)【正面に階段あり】は300円で要予約。
駐車場 寺院入口横に舗装された無料駐車場あり
URL
連絡先 黒石寺 0197-26-4168

歴史・由来

黒石寺は、岩手県奥州市にある天台宗の寺院で、御本尊は薬師如来坐像です。

天平元年(729)に行基が開山、「東光山薬師寺」と号していましたが、延暦年間(782~805)に兵火に遭い焼失し、大同2年(807)に坂上田村麻呂が飛騨の匠に命じて薬師堂を修築させたといいます。その後、嘉祥2年(849)に慈覚大師円仁が東北地方を巡錫の折、山中に妙見堂があることから山号を「妙見山」に、蛇紋岩という黒い石を産することから寺号を「黒石寺」に改め、全山を天台宗としたと伝えています。
 
御本尊の薬師如来坐像はこのころのもので、胎内に貞観4年(862)の墨書銘があり、記年銘のある木彫の仏像としては日本最古のものとされ、国の重要文化財に指定されています。

また、この寺では旧暦1月7日夜から翌暁にかけて、厄災消除と五穀豊穣を祈願する「黒石寺蘇民祭」が行われており、国の選択無形民俗文化財に指定されています。厳寒の季節に7日間の精進潔斎と川での水垢離を済ませ、さらには勢いよく燃える柴燈木の火の粉を浴びて身を清めた裸の男たちが、「蘇民将来子孫門戸☆」と書かれた小間木の入っていた麻袋「蘇民袋」を奪い合うという奇祭です。この小間木は参詣者が拾って厄除けのお守りにするといいます。

車椅子で旅行するポイント

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【1】黒石寺の入口脇には舗装された無料駐車場がある。

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【2】黒石寺入口の向かいにある黒石寺休憩所の東光庵。身障者用トイレを併設している。

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【3】身障者用トイレ内部

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【4】黒石寺入口。参道は玉砂利が敷かれ、突き当たりは薬師堂までの石段なので迂回する。

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【5】迂回して石段上に位置する砕石が敷かれた境内道路に出る。薬師堂へはさらに階段が続く。

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【6】薬師堂は壇上に位置し石段があるので左手の宝物庫前から迂回する。

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【7】黒石寺薬師堂。堂の正面は木の階段で、賽銭箱は堂上にある。



黒石寺境内図

境内配置図 [凡例]
薬師堂 妙見堂 宝物庫 釈迦観音堂 三宝殿 鐘楼 寺務所 東光庵 山内コミュニティ消防センター 瑠璃壺川 国道343号 正法寺 水沢市街

移動のしやすさ ★★★☆☆
バリアフリーの状況 黒石寺には境内下に舗装済みの駐車場、東光庵に身障者用トイレがある。正面からの玉砂利が敷かれた参道は石段となっており、薬師堂はこの石段を越えた高台に位置しているため、遠回りにはなるが、石段を迂回して寺務所前を通る車道からアプローチすることになる。なお、御朱印は書き置きがあるが、御朱印帳に直接記帳する場合は電話で連絡して予約をすると確実とのこと。

周辺の名所・観光スポット

歴史公園えさし藤原の郷

奥州藤原氏初代・清衡の生誕の地にあるテーマパーク。約20ヘクタールの園内に、奥州藤原氏が築いた伽羅御所や政庁、金色堂、館など120棟余りの歴史的建造物を再現している。大河ドラマや映画などのロケ地としても活用されている。「えさし郷土文化館」や食事処・土産品店なども併設している。
【身障者用トイレ・スロープ・エレベーター・車椅子貸出あり。障害者手帳提示で割引あり。一部に急坂などあるため「バリアフリーコース」の設定あり。】

■参考リンク:歴史公園えさし藤原の郷

展勝地公園

北上市の都市公園で、北上川の河畔に位置する。大正時代に植栽された延長2キロにわたる並木道を中心に、園内には約1万本の桜と約10万株のツツジが植えられており、弘前、角館と並ぶ「みちのく三大桜名所」の一つにもなっている。みちのく民俗村、サトウハチロー記念館などの施設と隣接している。
【身障者用トイレ・駐車場・スロープあり】

■参考リンク:きたかみ魅力辞典>展勝地公園