立石寺

立石寺

立石寺は、山形県山形市にある天台宗の寺院で、御本尊は薬師如来です。一般に「山寺(やまでら)」の通称で知られています。松尾芭蕉が『おくのほそ道』の道中に訪れ、有名な「閑さや 巖にしみ入る 蝉の声」の句を詠んでいます。納経堂ほか堂宇の多くが断崖の上に建っています。

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旅行先の概要

この寺院には原則として車椅子向けの設備はなく、奥之院への登拝も困難ですので注意してください。トイレは根本中堂脇、山門前、性相院下、中性院下の4か所ありますが、身障者用のものはありません(登山口から350メートル手前の宝珠橋公園公衆トイレが至近)。説明文を参照してください。

御本尊 薬師如来
所在地 山形県山形市大字山寺4456−1
交通 【参拝口まで】
JR仙山線「山寺駅」から徒歩約10分
山形自動車道「山形北IC」から車で約15分
【山門から奥之院まで】
徒歩で約40~60分(往復)
拝観料 「山門」より下は無料。「山門」より上は入山料として大人300円、中学生200円、4歳児以上100円(障害者手帳所持者は団体料金(大人240円)に減免されるが車椅子で登れる場所ではない)。
また、「宝物館」は高校生以上200円、4歳児以上100円、「根本中堂内陣拝観」は200円、「御開帳特別拝観」は500円。
駐車場 根本中堂下に舗装済みの「立石寺専用駐車場」(収容台数:10台)があるほか、立石川河川敷に山寺駐車場管理組合駐車場、その他周辺に民間の有料駐車場(1回500円程度)あり。
URL
連絡先 立石寺山門寺務所 023-695-2843

歴史・由来

立石寺は、山形県山形市にある天台宗の寺院で、御本尊は薬師如来です。一般に「山寺(やまでら)」の通称で知られています。

寺伝では貞観2年(860)に清和天皇の勅願により慈覚大師円仁が開山したとされ、開山の際には天台宗の本山である延暦寺から伝教大師最澄が灯したという「不滅の法灯」を分けられています。また、山内「納経堂」下の絶壁には円仁の遺骸を納めたとされる「入定窟」があり、昭和23・24年の学術調査では実際に木製金棺と人骨、木製五重塔、木札、木彫の頭部像(重要文化財)が発見されています。

中世には「関東御祈祷所」として鎌倉幕府の保護を受け隆盛し、南北朝時代の延文元年(1356)にも、初代山形城主・斯波兼頼により入母屋造の根本中堂(重要文化財)が再建されるなどしています。

しかしながら、室町時代の永正17年(1520)、伊達稙宗の天童攻めの際に山内の衆徒が伊達側に味方したため、翌年には天童・成生両氏の焼き討ちに遭い、一山焼亡し衰微してしまいます。

その後、戦国大名の最上義守、子の最上義光が堂宇の建立や寺領の寄進を行い、立石寺を再興させました。現在も山内の「中性院」の前には「最上義光公霊屋」があります。

戦乱で消滅した「不滅の法灯」についても、天文12年(1543)に院主円海が比叡山に赴き改めて分与を受けています。なお、元亀2年(1571)の織田信長の焼き討ちにより比叡山根本中堂の法灯もその後絶えましたが、天正13年(1585)、逆に立石寺から比叡山に登拝・分灯しています。

江戸時代に入ると、慶安元年(1648)に幕府から寺領1420石の朱印状を得、明治時代までには山内に12の塔中支院があったといいます。元禄2年(1689)には、俳人・松尾芭蕉が『おくのほそ道』の道中に訪れ、有名な「閑さや 巖にしみ入る 蝉の声」を詠んでいます。

現在は約100町歩(100ヘクタール)の境内地を持、山上には懸崖造りの五大堂、開山堂、奥之院などのほか、性相院、金乗院、中性院、華蔵院の4つの支院が残されています。

車椅子で旅行するポイント

この寺院には原則として車椅子向けの設備はなく、奥之院への登拝も困難ですので注意してください。トイレは根本中堂脇、山門前、性相院下、中性院下の4か所ありますが、身障者用のものはありません(登山口から350メートル手前の宝珠橋公園公衆トイレが至近)。説明文を参照してください。

立石寺

【1】立石寺根本中堂への登山口は石階段。根本中堂下又は脇のいずれかの駐車場を利用。

立石寺

【2】根本中堂下の舗装された無料駐車場。公道から根本中堂境内に続く坂道の中腹にある。混雑注意。

立石寺

【2-1】根本中堂下駐車場への入口。「立石寺専用駐車場」と看板あり。

立石寺

【2-2】根本中堂下駐車場から坂道を上ったところにある境内への入口。通常はロープが張られている。

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【3】根本中堂脇の民間有料駐車場(500円)。公道から駐車場への坂道を上る。

立石寺

【3-1】根本中堂脇駐車場から境内への入口。通常はロープが張られている。

立石寺

【4】立石寺根本中堂。堂前は平坦だが、堂内へは階段につき車椅子不可。

立石寺

【4-1】根本中堂周辺。玉砂利敷で参道は石畳。石畳は隣の日吉神社に続いている。

立石寺

【5】日吉神社拝殿。正面に階段あり。賽銭箱は階段の上。

立石寺

【5-1】日枝神社周辺。境内は玉砂利敷。鳥居の先に宝物館へ続く道があるが段差・坂道注意。

立石寺

【6】宝物館。入口は階段で車椅子不可。階段前の参道は傾斜があるので注意。

立石寺

【7】立石寺山門。入山料を払い奥之院へ向かう道があるが、全線階段につき車椅子での参拝はここまで。

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【8】抜苦門。ここを抜けると立石寺本坊を経て公道への帰路となるが、門に段差及び先に階段あり車椅子不可。

立石寺

【8-1】抜苦門先の階段。12センチ程度の高さの階段4段あり。

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【9】立石寺本坊。入口は階段あり。基本的に礼拝施設というよりも山内の事務を司る場所。

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【9-1】立石寺本坊からの帰路。【1】の登山口から入山してこの下山口から帰るのが基本だが、階段のため車椅子不可。



立石寺境内図

周辺の名所・観光スポット

山寺芭蕉記念館

俳人・松尾芭蕉の山寺訪問300周年、山形市誕生100周年を記念して建てられた施設。記念館では、芭蕉直筆の書簡や懐紙をはじめ、芭蕉に関する文書や映像などが観賞できるほか、研修室や茶室なども整備されている。
【身障者用トイレ・駐車場・スロープあり】

■参考リンク:山寺芭蕉記念館

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コメント

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