西明寺

滋賀県甲良町にある湖東三山の一つで、織田信長の焼き討ちを免れた鎌倉時代の本堂や三重塔は国宝に指定されています。平安時代に三修上人が創建したと伝わる古寺で、本坊の蓬莱庭も名勝に指定され、紅葉の時期には訪れる人も多くあります。

旅行先の地図

旅行先の概要

御本尊 薬師如来(秘仏)
所在地 滋賀県犬上郡甲良町池寺26
交通 JR琵琶湖線「河瀬駅」(東口)から湖東三山シャトルバスで約15分、「西明寺」停留所下車
名神高速道路「湖東三山スマートIC」から車で約3分
拝観料 入山料:大人600円、中学生300円、小学生200円
駐車場 境内外に舗装された無料駐車場(収容台数:普通車300台、大型車30台)あり
URL
連絡先 西明寺 0749-38-400

歴史・由来

滋賀県甲良町にある天台宗の寺院で、金剛輪寺、百済寺とともに「湖東三山」の一つに数えられます。

寺伝によれば、平安初期の承和元年(834)、琵琶湖の東方の山中から立ち昇る紫雲を見て、飛燕の術によりたちどころに山に登った三修上人が、その霊地で薬師如来の像を刻んだのがはじまりとされ、のち仁明天皇の勅願により諸堂が建立され、あわせて「西明寺」の号を賜ったといいます。

西明寺の本堂は、鎌倉時代前期に建てられた入母屋造、檜皮葺きで釘を一本も使わない和様建築の代表例で、明治30年(1897)の旧国宝基準による国宝第1号に指定されています。

その本堂の右側にある三重塔は、鎌倉時代の後期に建てられた総檜造りの優美なもので、内部に極楽浄土の壁画が描かれており、同じく国宝に指定されています。

これらの建物は、元亀2年(1571)に比叡山延暦寺の焼き討ちを行った織田信長により、延暦寺傘下の寺院として同じく焼き討ちに遭うところでしたが、寺僧の機転により難を逃れ、現在まで境内に残されています。

この後しばらくは荒廃しますが、江戸時代に入ると、天海大僧正、公海大僧正らの尽力により、幕府から30石の朱印地が認められるとともに、望月友閑の手により復興が図られます。

池泉回遊式の本坊庭園「蓬莱庭」も望月友閑が作庭したもので、斜面に配された石組みは薬師如来、日光菩薩、月光菩薩などの諸尊を表現しているとされ、国の名勝に指定されています。

紅葉の名所としても知られ、秋口には観光バスなどでこの山を訪れる人の姿も多く見られます。

車椅子で旅行するポイント

西明寺

【1】国道沿いのバス駐車場、うどん一休庵前にあるトイレ棟。身障者用トイレあり。

西明寺

【1-1】身障者用トイレ内部

西明寺

【2】国道沿いにある西明寺入口看板。ここからアスファルト舗装道路を通り、高速道路を越えて境内へ。なお入口は午後5時で閉門。

西明寺

【3】駐車場奥に西明寺受付。介助者は受付に申し出て段差のない下り専用路を利用させてもらう。

西明寺

【4】受付から奥は階段参道のため車椅子不可。名勝庭園の蓬莱庭も同じく階段。

西明寺

【5】駐車場脇にある下り線用道路の入口。アスファルト舗装済で山上まで通じているが、通常は入口ゲートが閉鎖されている。

西明寺

【6】下り専用道路の終点。山上の鐘楼の脇に出る。ここから境内は玉砂利敷。



西明寺境内図

移動のしやすさ ★★★☆☆
バリアフリーの状況 西明寺の山門下のバス駐車場に身障者トイレがある。この付近からずっと山上に向かって延びている表参道は長い階段路であり、まともに行けば健常者でも疲れるはずだが、山腹の本坊付近までマイカーで登れる道路がある。ここから受付を経て本堂に至る上り用の参道はやはり階段だが、下り用の参道はアスファルト舗装の坂道となっているので、受付で開門してもらって逆コースで進む。ただし、西明寺の本堂内、三重塔内や本坊庭園は、いずれにしても車椅子では拝観できない。

周辺の名所・観光スポット

彦根城博物館

彦根藩井伊家の居城で、天守が現存する数少ない近世城郭の一つとして国宝に指定されている彦根城内に開設された博物館。藩庁のあった表御殿の建物を復元している。井伊家伝来の美術品・武具・古文書など多数を提示している。
【身障者トイレ・スロープあり。なお彦根城天守は急な石階段のため車椅子不可、玄宮園は一部車椅子可。】

彦根市>彦根城博物館

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